小型カメラの基盤ユニット自作キット。Wi-Fi対応でスマホ操作もできるものから高解像度4K画質が撮れるもの、専用リモコンが付属したものまで幅広く市販される人気商品。
基本的には上級者向けとなる自作モジュールキットだが、意外と初心者でも使いこなせる。ここでは小型カメラの基盤ユニットの性能と使い方、カメラレンズを隠す方法まで紹介していきます。
本来、スパイカメラは何らかの生活用品、例えば、腕時計、メガネ、ペンなどに超小型のカメラレンズを内臓させたものが商品化され、最近では、これもカメラなの?と思わせる特殊なものまで販売されている。
ペットボトル、カップコーヒー、ティッシュボックス、モバイルバッテリーなど多種多彩である。そんな中、なぜ基盤ユニットが販売されるのでしょうか。理由はいろいろありますが、一つには市販されている生活雑貨にカモフラージュされた小型カメラでは自分の使う用途に合わないという点がある。
二つ目にはデザインの問題がある。市販されているものには、不自然なロゴマークが付いているものや、これはちょっと思う小型カメラもある。(使うのが怪しいと感じるもの)
使う場面では、本棚に並んだ雑誌の間にカメラを仕込ませて撮影したい、洗濯物の隙間に隠して撮影したい、室内に置かれた観葉植物に仕込ませたい、家電や小物の間に隠したい。このような自分だけが必要とする場面に対応させるには、市販の小型カメラよりも基盤ユニットの方が役立ちます。オリジナルで制作したスパイカメラは、使う場面に適したものが作成できます。工夫次第でその対応幅は無限大です。
基盤ユニットは、自分で組み立てるという観点からモジュールキットとも呼べる商品です。場面に応じた場所や生活用品にカメラレンズを仕込ませることができる上級者向けアイテムです。しかし基盤ユニットと言っても本体は完成品なので取り扱いは簡単で、自作や工夫するのが好きな人なら初心者にもおすすめです。難しく考える必要はなく、意外と簡単です。
基盤ユニットの筐体はプラケースで保護されているので安心です。(保護されていないものもある)
基盤ユニットは、使い方に関しては一般市販されているスパイカメラと大差なく簡単です。この基盤ユニットを有効に使うには、いかにうまく隠すか、これが重要なポイントです。
一つ例を挙げると、どこの家庭にでもあるティッシュボックスに基盤ユニットの自作キットを仕込ませたいそう思う方も少なくありません。実際ティッシュボックス型カメラは販売されています。ではそれを購入すればいいと思ってしまうかも知れませんが、ティッシュボックス型カメラは、他のタイプのカメラになることはできません。
しかし基盤ユニットなら、今回はティッシュボックスにカメラを仕込ませる、次は本の間に仕込ませる。このように場面や用途に対応した使いまわしができます。
少し話がそれましたが、ティッシュボックスに基盤ユニットを仕込ませるのは簡単です。バッテリーと本体部分をテッシュボックス内(テッシュの下)に入れることで簡単に隠せます。あとはカメラレンズ用の小さなピンホールの穴をあけてレンズ部分を貼り付けるだけ。
箱タイプならカッターなどで接着面を上手にはがし、モジュールキットのレンズ部分をテープなどで固定して、工作用のりでテッシュの箱を接着すれば完成です。
基盤ユニットはバッテリーと本体部分を隠せる場所なら、どこでも使えます。自宅で使うなら、リビング、寝室、台所、探せば隠せる場所はいくらでもあります。カメラレンズ部分は黒色なので家電、棚、小物、雑誌、衣類、タオルなどの隙間に隠すことで目立ちません。
自宅だけでなく、自動車の中、宿泊先のホテルなど基盤の自作キットが隠せる場所があればどこでも使える、自分だけのオリジナルカメラを作ることができます。
基盤ユニットの代表的な機能を紹介します。動画はHD~FHD、さらに4K撮影ができる基盤ユニットも販売されています。もちらん静止画の撮影もできます。
中には動きを感知して撮影を開始してくれる動体検知機能を搭載したものもあります。
そして最近では多くなってきた無線LAN機能。これがとても便利でインターネット接続外出先から自宅の様子をスマホ、iPhoneでリアルタイムの映像を見ることもできます。
さらにWi-Fi接続にも対応しているものもあるので詳しく説明をしていきます。
Wi-Fiでスマホに接続できる基盤ユニットはとにかく便利です。モジュールキットで自作したスパイカメラだけでなく、キットをそのまま設置した場合でも、問題点となるのがカメラアングルです。
通常のスパイカメラでは撮影して再生するときにうまく撮れているか確認しますが、Wi-Fiでスマホに接続ができるカメラなら撮影する前にあらかじめ、スマホで撮影アングルが確認ができます。
これはとても重要で、1度しかチャンスのない場面でも、事前にしっかりとスマホでアングル確認をすることで撮影の失敗(対象物が映っていなかった、肝心な場面が撮れていない)がありません。
さらにWi-Fi接続なら、基盤ユニットの全ての操作ができます。撮影、保存、再生、削除がPCを使わずに簡単にできるのでスパイカメラがさらに身近なものになります。
小型カメラを自作したい人におすすめのキットは、いろいろな場面でスパイカメラを使いたい人、市販のものでは満足できない人も満足できる商品です。自分で隠したいと思った場所に隠せるし、自分の自作の腕次第でプロ級の隠しカメラも作ることができる。初心者レベルでもタオルの隙間や洗濯物の隙間、小物の間なら簡単に隠せる。
隠して撮影するを主に紹介しましたが、模型に取り付けることもできます。特にWi-Fi接続ができるタイプは単なるモジュールキットとは違い、スマホ、iPhoneで操作ができる点が高ポイントです。スマホで操作ができる便利さは思っている以上に役立ちます。
様々なモノにセットして自分専用のオリジナルカメラを自作して防犯に役立てましょう。